天気の子 №2

2020-07-15

探し求めていた晴れ女に出会った帆高、その陽菜から、自己紹介をし始める。が、帆高より年齢は上だと嘘をつく。15歳の陽菜が、18歳だと・・・
そして、年上には敬語を使わなければいけないと指示をする。この日を境に、帆高と陽菜の交友関係が始まっていく。
そして分かったことは、晴れ女の事で、雨空を一時的に晴れにした後に起こる現象は、空に巨大な水溜りの様な物を作らせ、溜め切れなくなると、こぼれ落ちるかの様に、水がどっと一気に落ちる。これは、帆高が甲板で、海原に放り出されそうになった時と同じ現象で、あの時の原因がこの不思議な空の水溜りだったのだ。
巷では、その現象が頻繁に起こり始め、発見した人は、インターネット上に、色々取り上げていた。
そんな中、職場で、陽菜の能力をお金に変えようとたくらんでいる帆高に、雨と一緒に降ってきた得体のしれない生物が落ちてくるというネット情報を見せる夏美。その生物は透明で、触ると直ぐに消えちゃうものだった。以前に取材した話の中に、積乱雲の中には、湖ほどの水が含まれているため、未知の生態系があってもおかしくないという情報を聞いていたことを思い出していた。そこで、帆高は、そのことを記事にしたらお金になるか夏美に言ってみた。すると、つまんない大人になりそうと、須賀に似て来たことを言い放ち、せっかく見つけた晴れ女に嫌われないようにと、忠告して就活に出かける。

一方須賀は、老婦人と何やら、会談中。須賀啓介には、喘息の子供がいるらしく、タバコを吸う須賀の無神経さを指摘していた。そのせいもあって、別れた子供に会わせてもらえない。会う権利がある事を伝えるが、老婦人は、須賀の人間性を認める事が出来ないと伝える。須賀の納得のいかない様子に、話を逸らそうと、昔は四季を感じれたのに、今は、ずっと雨で外で遊べない子供たち・・・と気遣う義母(多分)。何やら、訳ありの様です。
そんな中、帆高は、陽菜に会う約束をしていたらしく、家に向かっていた。そのアパート前で、ちらっと話す近所のおばさんとすれ違う。「二人だけじゃあねぇ」と・・・。なんの事か分からなかったが、陽菜の母親が死んでしまって、弟と二人で暮らすようになってしまった事だったようだ。そうとも知らず、陽菜の家に何やらドキドキの雰囲気で訪れる帆高。訪問する側の常識として、手土産を持ってきたようだが、そこは、学生・・・ポテチとチキンラーメン・・・。
まぁ、陽菜が年上だという事を信じ切っていたし、女子大生の一人暮らしと思っていたのでしょう。 実際の陽菜は、母を亡くし、弟と二人で生きて行く。生きて行かなくてはいけないと、重く大きな負担と責任。事情を抱えた15歳。
自分を背伸びさせざるを得なかった。なぜなら、親がいない未成年の子供は、保護される。兄弟は別々に保護される。だから、年齢を偽ってでも、アルバイトをして収入を得たかった。弟との、生活を守るため、そのための嘘をつく必要があった。
なのに、帆高は、陽菜に、家に帰らなくていいのか聞くと、帰りたくないんだ。と、何で家出したのかと聞かれると、その理由は、親と地元の人との人間関係の息苦しさを感じて家出して来た。と告げる。それを聞いた陽菜。「そうか」と・・・
息苦しさを感じても、甘えられる両親が存在している有り難さを誰よりも感じていたであろう陽菜に、帆高って、豆腐の角で頭打って死ね!だ。
察するに、陽菜には、人にとやかく言う余裕など無いにきまっている。今を生きる事が精一杯の15歳中学3年生。高校受験はどうするのだろう・・・ 誰か、大人に、頼れない、そんな状況は、あり得るのだろうか?学校の先生には、分からないものだろうか。
それに引き替え、帆高が家出した理由は、陽菜に比べれば、逃げ出してきた負け犬だとしか思えない。
守ってくれる保護者がいない生活の不安に怯えながら、生きる事が精一杯。なのに、守る人がいる、守らなければいけない、自分よりも幼い弟がいる。この弟の為、一緒に生きて行く事を糧に、力が無くても、何とかしようと・・・この女の子の強さを感じる。

ここで思った事は、人って、守る人、守りたいと思う人がいると、強くなれるんだ。守る人がいない人、守られている人は、弱いんだと。
この作品の中で、一番伝えたい事じゃなかったのかな?と感じました。
この境遇の違う二人の中で、唯一の共通点は、生きていくため、生活を維持する為のお金が必要という事。この共通するお金を稼ぐという事は、全く違う境遇で育った人が、同じ目的を持つ事で、お互いを必要とし、支えになる人になって行く様を描いているように感じれられました。帆高にとって陽菜の存在は、大きく自分を変えるチャンスの様に、感じていたのではないでしょうか。
働こうとしても、断られ続け東京を彷徨い歩いた情けない自分。そんななかで、唯一自分を必要としてくれる場所(須賀と夏美)をみつけ、さらに、力になりたいと思う陽菜との出会い。
帆高は、学生という与えられた環境の、学校へ行き勉強する事の意味を分かっていない馬鹿な子。親がいて、見守られているからこそ、働かなくても良い有り難さを分かっていない馬鹿な子。
親から離れて、自分の力で生きている。生活出来ているという、実感を体験したっかただけの馬鹿な子。そうであれば、嫌でも大人になる未来よりも、今出来る事を精一杯やりつくし、後にやって来る、大人の世界に、備えておくべきだったのでは?と感じた。未成年の未熟な男の子は、はたから見たら、悪い大人のカモ、利用されて終わり。
それでも、自分の遭遇した中で創り上げた人間関係と、環境は今までにない、自信に変わったた事でしょう。でも大人になりきれていない未成年が、自ら大人の世界に飛び込んだ結果、一足早い大人の仲間入りをすると、ろくなことが無い。結果的に、警察沙汰になり、迷惑をかける。
しかし、陽菜の様な境遇の子は、大人の世界に踏み出さないといけない事情が出てくる。なので、自ら怖い大人の世界に先急ぐ必要性など無いのだと感じました。
このアニメは、サラッと見てしまえば、ありえない世界の話なんだなとあまり分からないと思う人がいると思いますが、豊かな生活を求める昨今、両親が簡単に離婚してしまう様な時代で、そしてまた、願いを叶えたくても叶えられない悲しい事に対しても、また、訴えたい事を簡単には、聞き入れてもらえない事に対しても、辛抱強く乗り越えていかなくてはいけない。
でも、乗り越えれないこともある。日常的に起こる不幸な出来事には、どう対処していくかで、事情は変わっていく、なので、常に、健康的に、疲れを貯めない様に、ポジティブに捉えれることが大切ではないでしょうか?やりたい事を我慢せずにやった挙句どうなるか、後のことも考えられない勝手な人間がいると、穏やかな日常をかき回す。
穏やかに暮らしたいのに、暮らせないどうしようもない事情を抱え、もがいている人もいる。お金が無くても、支え合えう人がいる、家族かいる。それだけでも、幸せだと気付けるだろうか。いづれ人は死ぬ、今を大切に生きていきたいものです。
そして、陽菜の弟、凪が登場、この三人で協力し合って、生活を維持する為に、晴れ女として、仕事をし始める。
順調に伸びていくお仕事。
晴れにして欲しいという依頼は、次から次にくる。
天気はこんなにも、必要とされていることを知る。そして、感謝される事、生きているんだと改めて楽しさも感じさせることを知る。そう、人の心と、天気は、つながっていて、晴れた空は、幸せを感じさせることを知る。
だけど、陽菜は、疲れを感じていたため、しばらく休業する事にした。
そんな中、子供と会うので晴れにして欲しいと仕事の依頼が入る。
そんな中、須賀と夏美は、天気の巫女の取材に出かけていた。そこで知った巫女は、まるで、陽菜を指しているかのようだった。
そして、巫女には、悲しい運命が、あるようです。
どんな運命なのでしょう。
続きは、№3へ・・・