ひき逃げ事故の現場に落ちていた車のライトの破片であろうと確信したジェーン。
早速、担当の刑事に物的証拠だと提出しに行く。
が、これが、現場に落ちていたという事の手続きがあると言われる。
そう言われたジェーンは、何故そんなにグズグズしているのかと、早く捜査しない刑事に苛立ちを隠せない。
任せていられない、どんな捜査をしているのか、捜査資料を見せて頂戴。遺族に知る権利があると主張する。
事故現場の写真は、想像を絶するもので、あまりの悲惨な写真に、衝撃を受ける。
一方事故現場で落としていた破片が、ジェーンの手元に届いた事で焦るジュディ。
気になって隠していた倉庫に確認しに行くが既に、そこには無かった。
スティーブに事情を聞こうと会社に押しかける。何処にある?と、会議中にもかかわらず、唐突に聞くジュディ。
仕方なく、会議を中断するスティーブは、何しに来た。と慌てているジュディに、苛立ちを隠せない。
慌てているジュディには、周りが見えていない。
何処にやったの?と唐突に聞くジュディ。車の部品が見つかった事を伝える。
落ち着くように宥めるスティーブは、安全な所に隠してある。大丈夫だからと落ち着く様に言い聞かす。
落ち着いてなんかいられない、安心なんかできないジュデイは、スティーブから隠し場所を聞き出すと、颯爽と向かう。
放っておけないスティーブが後を追う。
そのころ、ジェーンは、事故現場の状況写真の悲惨さに打ちひしがれていた。
不安を抱えたジェーンは、ジュディの声を聞きたくて何回も電話し、声が聞きたいとメッセージも残していた。
証拠隠滅しなくてはいけないと、必死になっていたジュディには、ジェーンの想いは届いていなかった。
車は、分解して、持ち運べる大きさにして、メキシコの幾つかのジャンクヤードに捨てれば消える。と言うスティーブ。
それを聞いたジュデイは、犯罪も消える?と聞き返す。
とにかく、早く分解したいとジュデイは、一人ででもやるという。
時間はかかるが、それなりに、マイペースで片付けていけると言うスティーブの言葉をはね返し、今日中にすると言うジュディ。
その強い思いに押し切られるスティーブは、分かったよ。と今日の予定はすべてキャンセルする。と言い作業を始める。
一方、ジェーンは、仕事中に、癇癪(かんしゃく)を起こしてしまう。
大丈夫と思っていても、精神的にダメージを受け、側に居て欲しいジュディとは、連絡がとれない。
その思いが、思い道理にいかない。どうしようもない心のやり場が無いストレスを抱えきれなくなってしまっていた。
そこに、仕事仲間からも、もうやっていけない。これが初めてじゃあない。いい加減にして欲しい。と
一緒に仕事は出来ない。と告げられた。
自分では、ダメージを受けていない普通に振る舞えると思っていたジェーン。
夫の事故死や、子供達の事、家計を支えなければいけない。
なので、悲しみや、不安に打ちひしがれている場合ではないジェーン。
心のケアに費やす時間や、余裕などない。
そんな粗末にしてきた自分自信に、この代償として、仕事という壁にぶち当たってしまう。
どうしようもない悲しさと不安におそわれる。
耐えられないジェーンは、心のよりどころである、ジュディを求め職場を訪ねる。
が、病欠と告げられる。絶対仮病とジェーン。ジュディの友達?とジェーンに声をかけたエイブ。
ジェーンと名前を知ったエイブは、ジュディを介してジェーンもまた、エイブの噂は聞いていた事に、二人は、話し始める。
その頃、ジュディとスティーブは、解体を終え、一仕事終えた事で、お酒を楽しんでいた。
そんな安心とリラックスで、二人の仲は一気に元に戻る。
帰宅したジェーンは、ワインを片手に一人で疲れを癒していた。
そこへ、ニックが、今朝の警察署での事を気にして訪ねて来た。
かなりショックを受けていたようだからと。
疲れ切っていたジェーンは、ありがとう。と気遣ってくれるニックにお礼を言う。
ジュディとスティーブは、車の部品をトラックで運びだして終わりと最後の仕事を終えようとしていた。
やっと帰って来たジュディにジェーンは、スティーブと居たんでしょ!と怒りをぶつける。
連絡くらい入れなさいよ!とテッドも連絡が無いと思っていたら、死んでいたんだから!
そうよね。ごめんなさい。と謝るジュディ。
今日は、側に居て欲しかった。と言うと自分の部屋に戻るジェーン。
翌朝、ジェーンは、夜明けが来た。と
テッドを轢いた車の種類が分かったとジュディに喜びを伝える。
66年のマスタングよ。ニックが、所有者リストを作ってくれると更に喜ぶ。
興奮しながら、話すジェーンは、これで、こいつがやったんだってわかるんだというこいつがこの車でと。
やっと、やり切れないもやもや感と、怒りから解放される答えを見つけたかのように喜ぶジェーン。
そのジェーンに、動揺を隠せないジュデイは、朝食の支度をしながら、車は、処分してるんじゃあないかな。
と聞いてみる。
そんなことしたら、余計に怪しまれるし、犯人ですって的を付けているようなものだときっぱりと言い切られる。
車そのものが無くても、持ってたことさえ分かれば良いと言い切るジェーン。
遂に夜が明けた。シャワー浴びてくるね。と立ち去ったジェーン。
その後動揺を抑えていたジュデイは、キッチンのシンクにモドシテしまう。
持ち主の名前さえわかればいいと言われた時の動揺と、不安のストレスが一気に襲ってしまったのか、戻し続けるジュディ。
次回に続く。