チャペルウェイト 呪われた系譜



スティーヴン・キングが大学時代に執筆し、1978年出版の短編集「深夜勤務」に収録された短編小説「呪われた村〈ジェルサレムズ・ロット〉」に基づいて映像化。幼い頃父親に殺されかけたトラウマに苦しむ主人公が、親族の屋敷を相続したことで一族の秘密を知り、代々受け継がれた呪いから家族を解放するため戦う様を描いたゴシックホラー。オスカー俳優エイドリアン・ブロディ主演・製作総指揮。(全10話)

捕鯨船の船長チャールズ・ブーンは妻を失い悲嘆に暮れていた。そんな彼の元に従兄弟のスティーブンから遺産の館「チャペルウェイト」を譲渡する内容が書かれた手紙が届く。チャールズは子供3人を連れて移り住むが、村人たちは異常なまでにブーン家を忌み嫌っていた。ままならない新生活に苦辛するチャールズ自身にも一族にまつわる呪いの影が忍び寄っていた。

エイドリアン・ブロディが製作・主演したスティーブン・キング原案のゴシックホラー。ゴア表現はそれほどないが虫が大量に出てくるのでエントモフォビア(昆虫恐怖症)は注意が必要。

魔術要素を含んだ本に呪われた主人公が、人ならざる闇の集団と対立する話がメイン。敵側は人じゃないとは言え、なかなか死なない以外に特殊能力があるわけではないし、味方陣営も戦い慣れしていないので戦闘シーンが地味。展開がワンパターンなので少しダレる。

機能不全の家族が色々な事件を超えた結果、さらにややこしい状況に陥って物語が終わる。事件自体は終結してハッピーエンドなんだろうが、この後のことを考えると家族がとても気の毒。

しかしブロディは痛めつけられる役が多い。

Season1 エピソード

第1話 招かれざる家族

1850年、妻を亡くしたチャールズ・ブーン船長はメーン州の小さな町にいとこのスティーヴンが遺した屋敷“チャペルウェイト”を相続し3人の子供たちと移り住む。しかし不幸が続いた不吉な屋敷にチャールズは何かの気配を感じずにはいられない。一家はスティーヴンや伯父のフィリップを知る住民から冷たく迎えられる。そんな中、新人作家のレベッカが子供たちの住み込み家庭教師としてやって来る…。

第2話 メメント・モリ

目と鼻のない私生児が生まれ町に噂が広まる。町の学校に入ったブーン家の子供たちは初日から辛い目に遭う。チャールズは町経済の繁栄のためブーン家の製材所で造船を始めたいと町民に語り賛同者を募る。ある晩、病で隔離されている少女が屋敷の扉を叩く。無意識の状態で訪ねて来た彼女をレベッカが無事に送り届けるが、その直後のハロウィンの夜、ブーン一家とレベッカが町に繰り出すと…。

第3話 もうひとつの遺産

住民のブーン家に対する憎悪が一層強まり、チャールズは保安官に町を出て行くよう忠告される。チャールズはスティーヴンの死後屋敷を管理していたクロリス夫人を訪ねスティーヴンの死の真相について聞く。その矢先、住民たちが屋敷を襲撃する。スティーヴンの薬箱から彼の担当医と精神科病院の名を知ったチャールズはその担当医を訪ね一族に伝わる狂気の事実を知り、自身の危険性を確信する…。

第4話 約束されし者

敷地内にある納屋で隠し階段が見つかり、チャールズはそれが屋敷の壁の裏側の隠し部屋に通じていることを発見する。そこにスティーヴンが現れることを確信したチャールズは、スティーヴンを捕えるため身を潜めて待ち伏せすることに。一方、男が保安官の妻メアリーを襲おうとしていたところに遭遇したレベッカは、その男の顔を見て言葉を失うのだった…。

第5話 ジェイコブ

スティーヴンに「母親に会える」「足を治せる」と甘い言葉をかけられたチャールズの次女ロアはスティーヴンを信じる一方で、レベッカが一家の話を書いた原稿を見つけ彼女に不信感を抱く。チャールズは狂気から解放される方法を知るため、ジェルサレムズ・ロットにいるジェイコブという男に会いに行くことに。チャールズの留守中、子供たちはレベッカの実家に身を寄せるがロアが夜中に抜け出してしまい…。

第6話 ある提案

フィリップの腕から妻メアリーが血を吸っているのを見た保安官はクロリス夫人からフィリップとスティーヴンに何があったのかを聞き、妻の行く末を悟り絶望する。ロアを亡くし悲しみに暮れるチャールズは、遺体を海に葬る。レベッカはブーン一族の物語を小説にしようとしていたことを告白し、チャールズに翌日屋敷を出ていくよう告げられる。その晩、一家はフィリップとスティーヴンを屋敷で待ち構える…。

第7話 デ・ヴェルミス・ミステリイス

チャールズはある人物の墓を掘り起こし棺の中から書物を見つけるが、それから酷い幻聴に苦しめられ正気を失った言動をするようになる。フィリップとスティーヴンが書物を奪いに来るのに備えチャールズらは家の周りに十字架を書き、牧師と保安官と共に待ち構える。その頃、ジェイコブも彼の信奉者たちを引き連れてチャペルウェイトに向かっていた…。

第8話 神が決まる夜

チャールズら一家と牧師、保安官は、一度死んで蘇ったメアリーの体に書物を縛りつけ地下室に閉じ込め、ジェイコブらを待ち構える。チャールズはかつて船長として海賊から船を守ってきた経験から少数で多勢に立ち向かう作戦を指示する。そんな中、保安官は苦しむメアリーに自分の手を切り血を飲ませてしまう。そして遂にジェイコブ一味はバリケードを破り次々に屋敷の中に侵入し…。

第9話 集う闇

書物を奪ったロアはジェイコブに手柄を称賛され、一緒にジェルサレムズ・ロットに帰る。前夜ジェイコブ一味と対峙したレベッカは、チャールズに衝撃の告白をするのだった。チャールズらはジェイコブを倒しにジェルサレムズ・ロットに行く援軍を要請するため、変わり果てたメアリーの姿を住民に見せ町の危機と援軍の必要性を訴える。その頃ジェルサレムズ・ロットでは、遂にジェイコブが禁断の書物を開き…。

第10話 

原作:スティーヴン・キング

製作総指揮:エイドリアン・ブロディ、ドナルド・デ・ライン、ピーター・フィラルディ、ジェイソン・フィラルディ、バー・スティアーズ

監督:バー・スティアーズジェフ・レンフロー

出演:エイドリアン・ブロディ、エミリー・ハンプシャー、ジェニファー・エン、ズシレーナ・グラムガス、イアン・ホウ

脚本:ピーター・フィラルディ、ジェイソン・フィラルディ

原題:Chapelwaite

公開日:2021年12月01日

製作年:2021年

製作国:アメリカ

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