記憶にございません!



国民から史上最悪のだめ総理といわれている総理大臣。その人物が記憶にございませんと、言い切るシーンの通りに記憶喪失から始まる幕開けなのですが、記憶をなくす前の総理大臣とは、全く別人のような言葉使いと、態度になってしまうのです。

これまでの人物とは、同じ人物なのかと驚くほどで、嫌がらせか、それとも、わざと様子をうかがうための演技なのか?と思われてしまうほど別人になってしまった。

なので側近として仕えている者は、政界の混乱を避けるために隠そうとする。思うに、記憶をなくした人物の言葉使いや、態度は、人間性の問題で、記憶喪失は、リセットされた本来の状態に戻ったのではと。。。なので、元々嫌われる人間性ではなかったのか!?

政界にいる中で作り上げられた、ならざるを得なかった人間性なんだと感じたのは、私だけでしょうか。。。色々と考えさせられる人間模様を感じました。

なかでも、総理大臣を取り巻く各大臣の存在が、リアルに思い浮かべてしまう。。。国会議員の不祥事、黒幕による陰謀、足の引っ張り合い、信頼性のなさ、国会の中継のやり取りも、茶番劇のような、展開を繰り広げていく様は、なかなか面白い。

最後は、ハッピーエンドで、リアルの政界もこれだけやってくれたのなら国民も納得できるだろうなあという思いと、希望を抱いてしまう作品でした。

キャスト

監督:三谷幸喜

出演:中井貴一、ディーン・フジオカ、石田ゆり子、草刈正雄、佐藤浩市、小池栄子、斉藤由貴、木村佳乃、吉田羊、山口崇、田中圭、梶原善、寺島進、藤本隆宏、迫田孝也、ROLLY、後藤淳平(ジャルジャル)、宮澤エマ、濱田龍臣、有働由美子

制作:石原隆、市川南

脚本:三谷幸喜

音楽:荻野清子

上映日:2019年09月13日

制作年:2019年

制作国:日本

時間:127分

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