ゲームの世界が現実に、そして、ゲームの中の人物になりきれる。そんなあり得ない体験をするのが、このアクションコメディー映画の物語で、はたから見てると面白いけれど、こんな現実をクリアしないといけないなんて、恐ろしすぎる。
生きているゲームが、、毎日ゲームばかりして、現実逃避したがっている人を引き込もうとするリアルゲーム。
その始まりは・・・。
1996年の早朝、ゲーム好きの息子をもつ父親が、砂浜をジョギングしていた。すると、何やら音が聞こえる。その音に引き付けられるかのように立ち止まり、砂に埋まっていたジュマンジと書かれたボードゲームを見つけ、拾い上げた。
そして、家に持ち帰った。
まだ、眠っている息子を起こし、良いもの見つけたぞと、息子のダンに手渡すが、今時ボードゲームなんてやらないと無関心。そして、TVゲームをし始める。
そのゲームの様子を見ていたのか、ある晩、ボードゲームだったジュマンジが、TVゲームのカセットに変わっていた。
これで、興味を持たれることを確信したのか、眠っているダンに音を発し起こす。その音に気付き、ジュマンジを手に取る。
フタを明けてみると、不思議な事に、ボードゲームだったはずのジュマンジが、TVゲームのカセットに変わっていた、その不思議な出来事に、とりあえずTVゲーム用のカセットをセットしてみる。
すると、すごい光を発して、ダンの部屋で何かが起こってしまったのです。
それから20年の時が経った早朝からの始まりは、ゲーム好きのスペンサーという男子高校生の部屋での様子からで、学校へ行く前にゲームする程の、ゲーム好きだった。その同級生でオタクっぽいスペンサーとは真逆の、アメフト筋肉マン。且つては親友であったフリッジに何やら頼まれていた課題のレポートをひと気の少ない場所で渡す約束をしていた。そこは、ダン宅の前だった。どうやら、以前から宿題や、レポートを頼まれていたようだ。
そんなスペンサーは、フリッジの宿題やら、レポートを書いて渡すだけの仲ではなく、昔の様な、友人関係になれないか、週末の予定を聞いてみる。が、ごまかすフリッジ。スペンサーは、強がってみるが、友達としてではない今の関係性に不満を抱えていた。
そうこうしているうちに、ここで何をしているのかと家主が出てきていた。
驚いたスペンサーは、駆け足でその場を立ち去る。
ハイスクールでは、もう一人の問題生ベサ二ーが試験中に電話をしていた。自分が書き終わった試験でも、時間が来るまで静かに待機していられないベサ二ーは、試験監督の教師から居残りを命じられる。
そして体育の授業での問題生が、マーサという女の子だった。この授業が必須だから参加しているけれど、実際にやる意味が無いと反発する、そして居残りを言われる。
フリッジは、校長室に、すでに呼び出されていた。不正をしたと。
スペンサーがこのレポートに関わっている事を指摘された。
すると、自分が悪いんです。と、フリッジをかばうが、可笑しなことを言うスペンサーに、同情したのか、居残りだけで済んだ。フリッジは、部活禁止と、居残りという処分を受けた。
謝るスペンサー。
納得のいかないフリッジは、その事をぶつけるが、自分も退学になるリスクを背負っていたんだと、高い代償を受けたと返す。
こうして、居残りメンバーとして罰則を命じられたメンバーが揃う。
それぞれの言い訳を言いたい程、納得していないメンバーに、校長先生からのお話を聞かされる。
自分が何者か、この瞬間の自分は?
どんな人間になりたいのか?
人生は一度きり、どう生きるかは君たち次第なんだと。
幸いにして、居残りの時間は自分を省みるのに持って来いの時間だと、教えられる。
こうして、居残りメンバーは、PCルームになる部屋の片づけを命じられる。
出来るまでやる事、出来なければ、明日の休日も使ってやるように命じられた。
信じられないという表情のメンバーだが、スペンサーは、抜け駆け気味に、はいやります!と・・・。
フリッジに黙れと囁かれるが、知ったこっちゃないという感じ。
なので、スペンサーに、親友がいない理由を少し理解できた。
そして、真面目に作業し始めたマーサとスペンサー。
とにかく早く終わらせようと。
だが、あとのメンバーは、やる気を出さず、それぞれに、作業をしないで、フリッジは、何でボーリングの球があるんだ?と倉庫を散策している。
ベサ二ーは、携帯の電波が入らないと自撮りする為に、携帯を手放さない。そんな様子を見て苛立っていたマーサは、ベサ二ーに、あなた作業しないつもり?可愛すぎて無理?と聞く。
そんな苛立つマーサに、スペンサーは、居残りさせられた理由を道理に合っていたよと共感していたことを伝え、鋭い意見だったと評価していた。
すると、散策していたフリッジが、これなんだと思う?古いゲーム機かな?と。何かをみつけだした。
スペンサーは、分からない見たことないよと言いながらも、古いブラウン管TVを見つけ、ニヤッと、フリッジを見て取り付けてみようと試みる。
そして接続完了した画面に映った文字を読みあげるスペンサー。
冒険求めて別世界。
夢追い人のゲーム。ジュマンジ・・・と。
このゲーム機こそ、あの20年前のダンの部屋にあったボードゲームなのだと。
何故学校の倉庫にあったのかは、よくわからないが、間違いない。
作業していたマーサは、手を止めたスペンサーに、ホッチキスやって、ホッチキス・・・と急かす。
が、言葉は届かず、ジュマンジってどういう意味なのか、二人で共通することを見つけた様に、引き込まれていく。
どうやら、かつて親友だった二人の溝を埋めれそうな目的を見つけれた様です。
勉強よりも、スポーツをする事によって築かれる仲間との達成感を重んじる人。一方、スポーツをする事より、体を鍛えて、精神的に強くなる事よりも、自分の世界、いわゆる、ゲームの世界で、強い自分を築き上げていき、満足している人。この全くの別世界の人が、友達でいられる訳がない。同じ志を持っていない人同士は、道理が合わないのだから・・・。
普段、部活で忙しいフリッジは、休部させられたことによって、目的を失った今、ホッチキスの作業よりも、たまには、ゲームなんてやってみてもいいかな。という感じだったのか、とりあえず、すぐ終わるだろうと思ったのか、進めていくフリッジ。
画面は、キャラクター選択画面になり、飛行機乗りのジェファーソン・マクドの無謀なパイロットは、すでに、選択されていた。
なので、違うキャラクターを選ぶ。不死身小僧のフランクリン・フィンバーを悪そうで良いと選択するフリッジ。
動物学者を最高と喜び、セクスィー博士ブレイブ・ストーンを選択するスペンサー。
そして、ベサニーに参加を求めたフリッジ。
ホッチキスなんて作業やってられないって感じで、良いよと早っそうと参加する。
シェリー・オベロン教授で、放漫ボディーで最高と・・・。
そしてマーサもまた、参加するように誘われる。が、断る。スペンサーは、ほんの数分だからおもしろいよと誘う。
参加しそうにないマーサを見かねて、ベサニーが、まじめすぎて無理?とちゃかす。それに逆らうかのように、良いわよと参加する。ルビー・ランドハウスとして。
これで、メンバーが揃いました。いよいよゲームのスタートです。
すると、不思議な事に、TVから音が聞こえるのでは無く、まるで、ジャングルの中にいるかのような状況で、何がどうなってるんだと、周りを見渡すメンバー。
そうこうしているうちに、ゲーム機がショートしだしたので、慌てて電源プラグを抜き、終わらせようとするメンバー。
だがすでに遅し、ゲーム機から不思議な光を発し出し、自分の手が、煙の様に、消えて行く事に驚いているスペンサー。
そしてとうとう、体までが煙の様に消え、ゲーム機に吸い込まれるように、消えていった。
次に、マーサ、ベサニー、フリッジと吸い込まれていった。
これが、リアルゲームの始まりなんだと分かるまで、メンバー達には、少し時間が必要かもしれません。
では、次回。
そのゲームの中に吸い込まれたメンバーの、行方からのスタートです。