君の心に刻んだ名前

君の心に刻んだ名前

戒厳令が解除された直後の台湾。受験を控えた高校生・アハンは転入してきたバーディと出会い、すぐに恋に落ちる。しかしまだまだ同性愛者は変態と揶揄される時代、どうすることもできず想いを募らせる日々。真っ直ぐな愛を貫くアハンと彼を想うバーディはやがてすれ違う……。

これは台湾映画を鑑賞する上で、全てとは言わないが必要な知識となってきて、もちろん台湾からすれば、自国の大きな歴史である為、名作と言われる『悲情城市』や『好男好女』それから『牯嶺街少年殺人事件』などもその時代を背景としている。

そんな地獄のような戒厳令が解除された翌年のお話。解除されたとはいえ、まだ何となく残っているその雰囲気の中では、もちろん〝同性が好き〟とは言えるわけもなく…。

同姓恋愛の感情を持っていない私にとっては、理解できない部分もあるし、二人のシャワーシーンや、おじいさんにナメナメされるシーンは、失礼ながらちょっと笑ってしまったりしたが、ラストの大人パートでは、グッと感情移入して観ることができた。大人になって、落ち着いて二人で話ができる状況って、少しの悔しさが有りながらも、なんかそれでよかったのかもしれないという納得感もあり、素敵な人生だと思う。

キャスト

監督:リウ・クァンフイ
出演:エドワード・チェン、ツェン・ジンホア、レオン・ダイ、ジェイソン・ワン、ファビオ・グランジョン
原題:刻在你心底的名字/Your Name Engraved Herein
製作年:2020年
製作国:台湾
時間:113分

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